40代・50代が知る国産AIの魅力｜日本語対応・安心運用で仕事も生活に活かせる可能性

2025年10月31日 2025年10月31日

よしたか

40代・50代の日本人男女が笑顔でノートパソコンやタブレットを操作し、日本語対応の国産AIを使って仕事や生活に役立てているイメージ

AIに触れるのって、やっぱりワクワクしますよね！
最先端の技術に触れられる喜びや、新しい知識を吸収できる楽しさがあります。

海外AIの進歩は本当に早いし、なにより技術がすごい。
いろいろな場面で助けてもらってますし、そういう方も多いでしょう。

でも、言葉やルールが違う海外のAIを使うのはなかなか苦労するし、会話に使った情報の扱いなど、どこか少し不安も感じます。

そんな中、最近ニュースでは「国産AI」に関する話題を目にすることが増えてきました。

海外AIを利用するのに、英語を眺めて不安と苦労の中で奮闘している…
そんな僕たちにとって、「国産AI」は安心感を与えてくれるイメージがあります。

この記事では、国産AIが「AI」に対する不安やモヤモヤをどう和らげてくれるのか、
そして、国産AIが普及した未来にはどんな可能性があるのかを、一緒に見ていきましょう。

40代・50代の僕たちにとっては特に、日本に詳しい「国産AI」は不安を和らげてくれる存在になり得ますよ、きっと。

Contents

この記事でわかること
「海外AIと国産AIの違い」｜“使いやすさ”の差とは？
モヤモヤを晴らす！国産AIがくれる“安心感”の正体
【知っておきたい】国産AIにもある“2つの課題”
- ① 日本語特化の良さが「孤立」につながらないか
- ② 今使えるAIの「種類」や「数」がまだ少ない
「安心」を最優先に｜国産AI開発の最新ニュースまとめ
国産AIの企業導入が、僕たちの暮らしをどう変えていく？
まとめ｜国産AIは、僕たちの未来をやさしく支える存在へ

この記事でわかること

どうして、国産AIに「期待」を寄せているのか
海外AIと比べたときの「国産AI」の明確なメリット・デメリット
企業が国産AIを使うと、僕たち個人の生活にどう影響してくるのか？
今知っておきたい、国産AIの心配な点とこれからへの期待
NTTなど大手企業が今、何に取り組んでいるのか

「海外AIと国産AIの違い」｜“使いやすさ”の差とは？

国産AIのどんな点が僕たちを安心の基になるのか、海外製のAI（ChatGPTなど）と比べてみましょう。

まず、僕のイメージの話ですが…

海外AIでのコミュニケーションは“ホームステイ感覚”？

今メインの海外AIは、「海外のホームステイ先」にいる感覚です。
みんなすごく良くしてくれるんですが、僕は英語苦手なのでコミュニケーションに苦労します。
「日本語でいいよ。」と言われていても、なかなか伝わらない。
だから身振り手振り、試行錯誤して頑張ってコミュニケーションする…といったイメージです。

国産AIでのコミュニケーションは“帰ってきた安心感”

そんな僕が、ホームステイ先から帰ってきた感じでしょうか。
家族や友達、周りはみんな日本語の通じる相手。うーむ、なんていう安心感。
伝えたいこともちゃんと伝わるし、聞きたいこともすぐに聞ける。
そんなイメージです。

海外AIと国産AIの違いをわかりやすく比較【一覧表】

海外AIと国産AIの違いを表にしてみました。

比較項目	海外製AI（例：ChatGPTなど）	国産AI（例：tsuzumi、さくらAIなど）
データ保管場所	海外のサーバーが中心	国内のサーバー中心で管理される傾向
言語理解の基本	英語が中心、日本語は翻訳経由になることも	日本語向けに最適化されている
トラブル対応	時差や文化の違いで対応が遅れることも	日本語で対応されるケースが多く、安心感がある
ルール・安全性	各国の規制に従う必要があり複雑	日本の法令やガイドラインに沿って運用される

※なお、現時点では個人が自由に使える「国産AIサービス」はまだ少ないです。
NTTの「tsuzumi」や富士通の日本語LLMなど、国内企業が開発を進めていますね。この「国産」の動きが続けば今後は個人利用にも広がっていく可能性があると思います。

モヤモヤを晴らす！国産AIがくれる“安心感”の正体

国産AIの特徴としては、なんと言っても「国内基準に沿った運用が多い」という安心感。

サーバーや法律の面で国内基準が適用されることが多く、情報漏えいや規制の違いを不安に思う必要が少なくなるでしょう。

国産AIは日本語に最適化され、「安心して話せるAI」というメリットを提供してくれます。

① 仕事に寄り添う「日本語」の頼もしさ

海外のAIを使うとき、僕たちはどこか英語のルールや構文に合わせて必死に指示を出している感覚があります。
例えば、画像生成AIでも「日本語でもプロンプトは書ける。でも英語の方がニュアンスが伝わる。」のように、どうしてもプロンプトの伝わりやすさは「英語＞＞日本語」の構図が崩れることはないんです。

国産AIは、この「言葉の壁」を一気に低くしてくれます。
だから「伝わらないストレス」から解放されるんですね。

国産AIなら、「使い慣れた日本語」の文脈やニュアンスを深く理解してくれることになりますから。

海外AIでのこれまでに感じていた

指示したけど思った通りの文章が出ない
AIに言いたいことが伝わらない

というストレスがグググーンと減ります。

AIはもともと時短に使われますが、文章の修正やプロンプトを考えることに時間を取られることが減ることで、より時短が効率的になります。
だから、仕事で使える道具として迎え入れやすくなるでしょう。

② データ管理が「日本国内」が多く安心

AIを使う上で、個人情報や会社の機密情報といった大切なデータをどこに預けるかは、僕たち利用者が一番気になるところです。

国産AIなら、日本の法律やルールのもとで運用されるため、安心してデータを預けられる感覚がありますね。

データが日本のサーバーで管理されることや日本の有名企業や信頼のおける企業が、その責任において管理してくれるなら、信頼できる度合いが段違いです。

③ 困ったときに「日本語で相談できる」サポート体制

新しいツールを導入するとき、使い方がわからなかったり、トラブルが起きたりすることは当然あります。
そんなとき、海外AIだとサポート窓口が英語だったり、時差でなかなか連絡が取れなかったり、と心細いですよね。

国産AIは、時差も言葉の違いもなく聞くことができます。
もしAIで困ったことがあっても、日本語で親切に、迅速にサポートを受けることができますから。

【知っておきたい】国産AIにもある“2つの課題”

国産AIはとても魅力的な存在ですが、正直なところ、すべてが良いことばかりというわけではありません。
僕たちが期待するからこそ、知っておきたい懸念点も一緒に見ていきましょう。

① 日本語特化の良さが「孤立」につながらないか

国産AIが僕たち日本人にとって使いやすい日本語の良さを追求してくれるのは本当に嬉しいことです。
しかし、それが世界のAI開発の大きな流れ（英語圏が中心）からかけ離れてしまい、「日本の中だけでしか通用しない」技術になってしまうのでは？という心配も少しあります。

もちろん、今開発が進んでいるAIの多くは、世界標準の技術を取り入れようとしています。
日本語の良さを保ちつつ、世界とつながる技術になってくれることを期待して応援していきたいですね。

② 今使えるAIの「種類」や「数」がまだ少ない

海外のAIサービスは、すでに何年も前から開発が進んでおり、様々な用途に合わせたAIがたくさんあります。
それに比べて、国産AIは今まさに本格的な開発競争が始まったばかり。

まだ、「これが欲しい！」という特定の用途に合わせたAIを選ぶための選択肢は、これから増えていく段階です。

でも、これは裏を返せば、これから多くのサービスが登場し、競争によってより安価で、高性能なAIがどんどん生まれてくるチャンスでもあります。

「安心」を最優先に｜国産AI開発の最新ニュースまとめ

「懸念はあるけど、これからの進化に期待したい！」と思えるほど、今、日本のAI開発現場は熱いです。

ニュースで目にするNTTなどの大手企業によるAI情報の一部には以下のようなものがあります

NTTの「tsuzumi 2」：高性能化と同時に、消費電力を抑えたり、金融や医療といったセキュリティが特に厳しい業界で使えるよう、安心を追求した開発が進んでいます。
▶ NTT版大規模言語モデル「tsuzumi 2」（NTT研究開発）
国内完結型サービス：さくらインターネットが「さくらのAIソリューション」の提供を開始。
データセンターを国内に限定し、「データが完全に日本から出ない」仕組みを明確に打ち出すサービスも増えています。
▶ さくらのAIソリューション（さくらインターネット）
専門分野特化型AI：富士通がLLMの軽量化技術を開発しているほか、NECは生成AIの誤情報（ハルシネーション）対策や、金融機関の営業支援など、特定の仕事の精度を上げることに特化したAI機能を法人向けに提供しています。
▶ 富士通の大規模言語モデル「Takane」